芹沢 鴨辞世の句
雪霜に 色よく花の 咲きがけて 散りても後に 匂ふ梅が香
人物情報
江戸時代末期の水戸の浪士。新撰組局長。本名木村継次。
江戸幕府は、文久3 (1863) 年1月不穏浪士取締りのため、芹沢鴨、清河八郎、近藤勇らに浪士を組織させ、将軍警護の名のもとに同2月京都へ送った。
彼らは壬生の屯所に居をおいたが、同3月尊攘派と結んだ清河八郎らが分離し、芹沢を局長として新たに新撰組が組織された。
新撰組は京都守護職会津藩主松平容保のもとに属したが、芹沢の行動は会津藩の忌むところとなり、その命を受けた近藤勇らによって殺された。