徳川 家康辞世の句
先に行き 跡に残るも 同じ事
つれて行けぬを 別れとぞ思ふ
人物情報
江戸幕府初代将軍。岡崎城主松平広忠の長男。幼名竹千代、のち元信、元康、家康と改めた。
院号安国院。はじめ、今川義元、ついで織田信長と結び、武田氏を滅ぼす。
豊臣秀吉と和睦して天下統一に協力。
天正一八年(一五九〇)江戸に入府。
関ケ原の戦勝後、慶長八年(一六〇三)征夷大将軍となる。同一〇年秀忠に将軍職を譲り、大御所として駿府で幕府の土台固めにつくした。
豊臣氏を滅亡させた大坂夏の陣にも出陣。
死去の翌年東照大権現の神号勅許をうけ、久能山から日光山に改葬された。