業鏡高く懸げ 三十七年 一槌にして打ち砕き 大道坦然たり
鎌倉中期の第五代執権。北条泰時の孫。母は松下禅尼。
執権政治を強化し、裁判の迅速を図るために引付衆を設けた。
また、摂家将軍を宮将軍にかえ、三浦氏を倒して北条氏の専権を強めた。
執権を辞してから出家し、最明寺殿といわれたが、なお幕政に関与した。
蘭渓道隆を宋から招き、建長寺を建立。法名最明寺道崇。